あたたかなもので包む

あけましておめでとうございます。

２０２３年がはじまりました。

皆さんにとって、この一年が素晴らしい日々となりますように。

さて突然ですが、小さな子どもたちにとって必要なことってなんでしょうか。

頭が良くなる知的玩具？

小さい頃から本がすらすら読めるようにすること？

たくさんの真新しい刺激いっぱいの体験？

小さな子に必要なこと。

それは「あたたかなもので包んであげること」。

あなたは大切な大切な存在だよ。

そういう思いを、

だっこしておんぶして、手をつないでお散歩したり、

一緒にお野菜や果物を切ったり、

お洗濯物を一緒にたたんだり。

ただただ繰り返される日々の生活の営みを、

「あなたは大切な存在だよ」と思いながら一緒に行うことを日々重ねていくこと。

その子の安心できるあったかい覆いとなるものが

日々の中にあること。

それだけで、子どもは後々に自分の中に咲かせる美しい一輪の花を

自分の中に大切に育むことができるのです。

その種は、みんな大地の母さんの懐の中で、スヤスヤと眠っています。

この一年も、その一人一人の種があたたかいものに包まれて、ゆっくりゆっくり大きくなっていきますように。